一級建築士学科 勉強方法 資格学校に通っても落ちる人の特徴3選

学科試験

一級建築士の学科試験は、「ちゃんと勉強しているつもりなのに落ちる人」が本当に多い試験です。

資格学校に通っている。

授業も毎回出席しているし、授業も真剣に取り組んでいる。

それでも、なぜか点数が伸びない。

僕は総合資格に通っていましたが、この状態のまま学科試験に失敗する人を何人も見てきました。

今振り返ると、原因ははっきりしています。

才能でも、理解力でもありません。

落ちる人には、「共通した考え方と行動パターン」がある。

しかもそれは、資格学校に通っているからこそ陥りやすい落とし穴でした。

この記事では、僕自身が総合資格の教室で実際に見てきたこと、そして多くの人がハマっていた失敗をもとに、一級建築士の学科試験で落ちる人の特徴を正直に書いていきます。

これから勉強を始める人、すでに資格学校に通っている人ほど、一度は読んでほしい内容です。

予習をしないまま授業を受ける

総合資格では対面授業が中心ですが、講師は「受講生はすでに内容をある程度理解している」前提で授業を進めます。

これは当然なことで、総合資格の学習カリキュラムでは宿題の中に「予習」が組み込まれています。

なので授業では予習範囲である初歩的な知識や用語について、いちいち噛み砕いて説明してくれるわけではありません。

そのため、一切予習をせずに授業を受けると何ひとつ理解できないまま、その日の授業が終わることも珍しくありません。

もちろん、テキストを少し読むだけでも理解度は変わります

ただし、わからない点が多すぎる状態で授業に臨むと、その疑問が解消される前に次へ次へと進んでしまいます。

結果として、

  • 途中から話についていけなくなる
  • 授業が「作業」になる
  • 苦手意識だけが積み上がる

こうして、じわじわと脱落していきます。

本来、正しい予習の考え方はこうです。

  • 授業範囲はほぼ理解した状態で臨む
  • わからない点だけをピックアップする
  • 授業前に質問する

つまり、「授業は新しく学ぶ場ではなく、復習の場」。

この意識を持てるかどうかで、資格学校を「活かせる人」と「無駄にする人」に分かれます。

宿題を後回しにしている

資格学校に通っていて落ちる人の多くが、宿題を前日にまとめてやろうとします。

でも、このやり方には大きな無駄があります。

翌週の前日に宿題をやると「思い出す時間」から始まる

宿題を前日にまとめてやろうとすると、まずやることは 授業内容を思い出すこと です。

  • 何の話だったっけ?
  • どこが重要だった?
  • こんな問題、授業でやったっけ?

この「思い出す時間」は、本来なら必要のない、完全に無駄な時間です。

「思い出す=復習」は効率が悪い

読んでいる方の中には、「思い出す作業も復習になるからいいのでは?」と考える人もいます。

確かに、復習はとても大切なことです。

しかし、総合資格では数週間にわたって何度も確認テストが行われます

  • 授業
  • 宿題
  • 確認テスト
  • 模試

この流れ自体が、十分すぎるほどの反復訓練になっています。

わざわざ宿題の段階で、記憶を掘り起こす時間を作る必要はありません。

宿題は「記憶が新しいうち」にやるのが正解

では宿題はいつやるのが正解なのか。

それは、授業当日の夜、またはその翌日です。

授業直後、または翌日であれば、

  • 内容を覚えている
  • 重要ポイントも分かる
  • 手がスムーズに動く

結果として、

  • 宿題にかかる時間が短くなる
  • 理解度も高い
  • 次の授業につながる
  • 浮いた分の勉強時間を予習に回せる

だからこそ、宿題はなるべく早く終わらせる方が圧倒的に効率的です。

後回しにする人ほど、時間が足りなくなる

皮肉ですが、忙しい、時間がないと言っている人ほど、宿題を後回しにして余計に時間を失っています。

宿題は、「前日にまとめてやるもの」ではなく「授業の延長としてすぐ終わらせるもの」です

この意識の差が、合否を分けると言っても過言ではありません。

勉強に本気になる時期が遅すぎる

「最初だし、まだ時間はたくさんある」「今はそこまで本気でやらなくても大丈夫」

一級建築士の学科試験に落ちる人の多くが、最初にこの考え方をしています。

正直に言うと、僕自身もまったく同じでした。

僕が当時どのような考えを持って勉強していたかはこちらの記事からご覧いただけます。

勉強開始の時期が遅いと何がそんなにまずいのか説明します。

一級建築士の学科は、

  • 計画
  • 環境・設備
  • 法規
  • 構造
  • 施工

この5科目があり、どの科目もボリュームが異常に多いです。

学習は基本的に、

  • 次の週の予習
  • 授業
  • その週の復習

このサイクルで回っていきます。

実際は、この流れだけで1週間のほとんどの時間を使います。

このスケジュールの中で、過去の単元に戻って復習する時間を作るのはかなり困難なのが現実です。

特に社会人の場合、

  • 仕事がある
  • 残業や付き合いがある
  • 毎日同じ時間を確保できない

そもそも、勉強時間を安定して確保すること自体が難しいと思います。

そのため、一度できた「穴」を後から埋めるのが本当に大変になります。

たった1週間のサボりが致命傷になる

一級建築士の学科は、1週間サボっただけで、その週の内容がごっそり抜けます。

しかも怖いのは、その後です。

「このままじゃまずい」と思って

前の範囲を復習し始めると、

  • 今やっている範囲を勉強する時間がなくなる
  • 授業についていけなくなる
  • その授業の復習に時間がかかり、予習時間が確保できない

という負の連鎖に陥ってしまいます。

「過去を追えば、今が抜ける」

結果として起こるのが、この状態です。

  • 過去を追いかければ、今が疎かになる
  • 今を優先すれば、過去が穴だらけになる

この悪循環にハマると、勉強時間は増えているのに、なぜか理解はまったく進まないという感覚になります。

僕自身、入校から数ヶ月間はまさにこの状態に陥っていました。

落ちる原因は「能力」じゃない

一級建築士の学科試験で失敗する人に共通しているのは、能力が足りないことではありません。

多くの場合、原因はただひとつ。

スタートが遅すぎること。

「まだ時間はあるから大丈夫」「そのうち本気出せばいい」

この考え方こそが、一番取り返しのつかない失敗になります。

初年度の方はわからないかもしれませんが、どれだけ勉強しても時間は足りません。

「1分、1秒を惜しんで勉強する」

そのくらいの覚悟と気合いがないと突破できない、過酷な試験です。

これから勉強計画を立てる人へ、まず最初にやるべきことについて詳しく解説した記事があるので、ぜひご覧ください。

まとめ 落ちる人は「才能」ではなく「順番」を間違えている

一級建築士の学科試験で落ちる人に共通しているのは、能力が足りないことではありません。

  • 予習をしない
  • 宿題を後回しにする
  • まだ時間があると思って動かない

こうした行動の積み重ねが、気づかないうちに取り返しのつかないほど大きな差を生みます。

特に資格学校に通っていると、「授業に出ているから大丈夫」「そのうちペースを上げればいい」と錯覚しやすい。

でも実際の学科試験勉強は、一度できた穴を後から埋める時間を与えてくれません。

社会人であればなおさら、勉強時間には限りがあります。

だからこそ大切なのは、

  • 最初から全力で走ること
  • その週の内容をその週のうちに固めること
  • 「まだ大丈夫」という考えを捨てること

これだけです。

僕自身、スタートを甘く見たせいでかなり苦労しました。

この記事を読んでいる今が、一番早いスタート地点です。

今日やるべきことはシンプル。

次の授業の予習を、今から少しだけ始める。

それが、一級建築士の学科試験で失敗しないための、最初の一歩になります。

学科合格のための完全ロードマップは以下の記事からご覧いただけます。

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