一級建築士学科 勉強方法 合格につなげる模擬試験の正しい活用方法

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一級建築士学科の勉強において、模擬試験はとても役立つ重要な機会です。

しかし、僕が総合資格に通っていた頃、模擬試験を有効に活用できている人はあまりいませんでした。

模擬試験の結果が返ってくるたびに、一喜一憂していませんか。

点数が良ければ安心し、悪ければ一気に不安になる。

「このままでは合格できないのではないか」と、焦りが募る人も多いのも事実です。

一級建築士学科試験は合格ラインが毎年90点前後。

模試で80点台だと、あと数点が遠く感じます。

僕もそうでした。

4月83点、5月82点で全く点数が伸びず、正直落ちると思っていました。

しかし、本試験では108点を取ることができました

点数が急に伸びた理由は、才能でも勉強時間でもありません。

模試の“見方”と“使い方”を変えただけです。

この記事では、模試の点数をどこまで信用すべきなのか、そして本当に見るべきポイントはどこなのかを、実体験をもとに解説します。

模試は予言ではない

模試の点数は、未来を言い当てる“予言”ではありません。

特に4月・5月の模試は総合得点は気にする必要はありません。

なぜなら、多くの場合まだ全範囲の学習が終わっていないからです

習っていない範囲が出題されれば、点数が下がるのは当然です。

つまり、春の模試の総合点は、あなたの本当の実力を正確に表しているとは限りません

では、どこを見るべきか。

見るべきなのは「総合点」ではなく、法規と構造の履修範囲の得点率です。

春の模試で見るべきポイント

すでに習った範囲を落としている場合は、単純に復習不足です。

逆に、法規・構造の履修範囲で80%以上取れているなら、今の勉強方法は自分に合っています。

その場合は無理にやり方を変える必要はありません。

このまま積み重ねていけば、範囲が完成する頃には自然と合格ラインが見えてきます

80%未満でも焦らなくていい

もし80%に届いていなくても、焦る必要は全くありません。

春の段階なら、復習する時間は十分あります。

やるべきことはシンプルです。

  • 問題集をもう1〜2周する(単純な復習と、本試験と同等の問題レベルに慣れることが目的)
  • 間違えた論点を徹底的に潰す
  • 弱点分野は教科書に戻って基礎からやり直す

この時期に「履修範囲を完璧にする」ことができれば、後半の伸びがまったく違ってきます。

春の模試は合否判定ではありません。

今の勉強方法が合っているかどうかを確認するツールとして模擬試験を活用していきましょう。

模試で見るべきは総合点ではない

模試の結果で一喜一憂することは、おすすめしません。

それは非常に危険な考え方です。

たとえば総合点が90点を超えていたとしても、法規と構造が低ければ、その点数には再現性がありません

なぜなら、計画や環境設備は年度によって難易度の振れ幅が大きいからです

さらに、これらの科目は新しい用語や時事的な内容が次々と出てきます。

どれだけ勉強しても「終わりが見えにくい」科目です。

そのため、模試で高得点を取れていても、本試験で初見の用語が多く出れば一気に崩れる可能性があります。

安定させるべきは法規と構造

一方で、法規と構造は違います。

  • 過去問からの出題比率が高い
  • 基礎理解があれば応用問題や初出題が来ても対応できる
  • 毎年大きく傾向が変わらない

つまり、努力が点数に直結しやすい科目です。

構造と法規の2科目は30点満点で、ウエイトも非常に大きいです。

だからこそ、この2科目を安定させるべきなのです。

極端な話をすると

法規+構造で合計30点総合90点より、法規+構造で合計50点総合70点の方が価値があります。

前者は“たまたま”の可能性がありますが、後者は伸びる土台”ができている状態だからです。

法規と構造が安定していれば、残りの科目を底上げするだけで合格ラインに届きます。

しかし、法規と構造が不安定なままでは、毎年運に左右される受験になってしまいます

模試で見るべきは総合点ではありません。

軸科目が安定しているかどうか

ここを基準に、自分の現在地を判断してください。

軸科目である構造と法規の勉強方法と伸びない人の共通点についてまとめた記事があります。

特に法規は得点を2週間で10点上げた勉強方法が詰まっています。

これらの科目について伸び悩んでいる方はぜひご覧ください。

模試を受ける上で危険な考え方

模擬試験で総合得点だけを気にする人は、危険な思考に陥りやすいです。

特に注意すべきなのは、次の2つです。

点数が良いからといって安心してしまう

点数が良かったため安心し、勉強を怠ってしまう人は本当に多いです。

僕が総合資格に通っていた頃、4月の模試で90点を超えた受講生が何人もいました。

まだ全範囲の履修が終わっていない段階で本試験のボーダーラインに到達しています。

しかし、その点数に満足してしまい、その後の努力を緩めてしまった人がほとんどでした。

結果どうなったか。

2回目の模試では、多くが75点前後まで下がっていました

春の模試は範囲が限定的な場合が多く、得意分野に偏ることもあります。

そこで油断すると、本試験前に取り返しのつかない位置まで落ちる可能性があります。

模試は安心材料ではありません。戦略を確認するための材料です。

点数が低くて焦り、勉強法を大きく変えてしまう

これも非常に危険です。

点数が低いと、「今のやり方は間違っているのではないか」「もっと時間を増やさなければ」と焦ります。

しかし何度も言いますが、模試で見るべきは総合点ではなく、法規と構造の得点率です。

ここが安定しているなら、ボーダーに届いていなくても方向性は間違っていません

むしろ無理に勉強法を変えることで、次回以降の得点率が下がることもあります

こうなってしまうと本末転倒です。

そしてもう一つ大事なことがあります。

法規と構造の得点率が悪い場合でも、「勉強時間を増やせばいい」という話ではありません。

僕自身、焦って勉強時間だけを増やし、伸び悩んだ経験があります。

今点数が悪い人に足りないのは、勉強時間ではなく“効率性”です。

  • 時間の使い方
  • 科目の優先順位
  • 復習の質

ここを修正しなければ、いくら時間を増やしても点数は伸びません。

模試は、あなたを評価するものではありません。あなたの戦略を修正するためのツールです。

模試の正しい使い方

模擬試験は合否判定の場ではありません。

正しく使えば、合格に一気に近づくための“最強の教材”になります。

弱点を炙り出す機会として使う

模試は総合得点を競うものではありません。

今のあなたに足りていない知識や能力を教えてくれる機会です。

  • どの分野で落としたのか
  • なぜ間違えたのか
  • 理解不足か、知識不足か

ここを分析することが最優先です。

弱点を把握し、その部分を1ヶ月本気で潰せば、点数は驚くほど伸びます。

実際、僕も法規を16点→25点まで引き上げました

きっかけは模試の分析でした。

未来の点数を底上げする教材として使う

模試はただの確認テストではありません。

特に後半の模試には、80点台の人が90点を超えるための「差がつく問題」が詰まっています

復習を完璧に終えたあと教科書を開くと、気づくはずです。

「こんな隅の知識から出題されていたのか」と。

難問の多くは、教科書の補足や小さい文字から出ています。

この事実を知ること自体が、模試の大きな価値です。

そこから、

  • 隅々まで知識を拾う
  • 応用できる理解を意識する

という姿勢に変われば、未来の得点は確実に底上げされます。

模試はあなたを評価するものではありません。

合格に近づくための戦略修正ツールです。

総合点に一喜一憂せず、

  • 軸科目の安定
  • 弱点の分析
  • 復習の徹底

この3つを意識するだけで、模試の価値は何倍にもなります。

模試はあなたを評価するものではありません。

合格に近づくための戦略修正のための大切な機会です。

総合点に一喜一憂せず、

  • 軸科目(法規・構造)が安定しているか
  • どこで失点しているのか
  • 次の1ヶ月で何を修正するのか

この3つを冷静に分析するだけで、模試の価値は何倍にもなります。

点数が良くても油断しない。点数が悪くても焦らない。

見るべきは「現在地」ではなく、そこから何を変えるかです。

僕は4月の模試で83点だったのが、本試験では108点まで伸ばすことができました。

やったことは特別な勉強法ではありません。

模試の“使い方”を変えただけです。

もし今、模試の点数に振り回されているなら、今日から見方を変えてみてください。

未来の点数は、必ず変わります。

模擬試験前に実際に僕が取り組んでいたスケジュールは、以下の記事からご覧いただけます。

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