「一級建築士の学科試験って、何時間くらい勉強すれば受かるの?」
これから受験を考えている人の多くが、最初に気になるポイントだと思います。
ネットで調べると、
- 800時間
- 1000時間
- 1500時間
など、さまざまな数字が出てきます。
ですが、もともと備わっている建築知識などによって必要な勉強時間は変わってきます。
また、「本当にそんなに必要なのか?」「社会人でも確保できる時間なのか?」
こういった不安を持つ人も少なくないと思います。
この記事では、総合資格学院に通い、実際に学科試験に合格した僕の勉強時間をベースに、リアルな勉強時間の数字をお伝えします。
これから勉強を始める方が計画を立てる上での参考になれば幸いです。
合格者の勉強時間は約1000時間が目安
まず結論からお伝えすると、一級建築士学科試験の勉強時間は、約800〜1200時間が一つの目安になります。
僕が通っていた総合資格学院でも、合格者の平均勉強時間は1週間に25時間程度と言われていました。
単純計算すると、25時間 × 約40週 = 約1000時間となるため、合格者は平均して週25時間の勉強を約10ヶ月前から取り組んでいることがわかります。
総合資格の学習カリキュラムも試験の10ヶ月前からスタートするため、この数字は現実的な目安だと感じました。
僕自身の勉強時間(実体験)
僕自身は、週32時間の勉強を8ヶ月間継続していました。
合計すると、約1,000時間前後になります。
この勉強時間は、先ほどお伝えした合格者の平均(週25時間)と比べても、かなり多い方だと思います。
ここまでの勉強時間が必要だった理由は大きく2つあります。
- 本来は10カ月間かけて行う勉強を8カ月に詰め込んだから
- 当時の僕は大学生で、建築の基礎知識がほとんど備わっていなかったから
特に建築関係の基礎知識の有無は、必要な勉強時間に大きく関係します。
大学生で建築の専門用語を何も知らなかった僕は、
- 構造の専門用語
- 法規の条文の意味
- 設備の基本的な仕組み
こうした内容を理解するために、まず用語を調べるところから始める必要がありました。
そのため、問題を解く以前に「理解する時間」が多くかかり、結果として勉強時間も増えていきました。
一方で、
- 法規を日常業務で扱っている方
- 構造設計に関わっている方
- 建築実務経験が豊富な方
こうした方であれば、基礎理解の部分に時間をかける必要がないため、僕よりも少ない勉強時間でも合格は十分可能だと思います。
実際、僕が通っていた総合資格学院でも、
実務経験が豊富な社会人の方は、比較的少ない勉強時間で合格しているケースも多くありました。
このように、一級建築士学科試験の勉強時間は、全員が同じになるわけではなく、これまでの知識量によって大きく変わります。
大切なのは、他人の勉強時間に合わせることではなく、自分に必要な勉強時間を確保することだと感じました。
また、勉強時間がなかなか取れない社会人の方へ。
勉強は効率性を追求することで、勉強時間の差を覆すことが出来ます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
実際の勉強スケジュール(社会人のリアル)
参考までに、当時の僕のスケジュール(社会人になってから本試験まで)の一例を紹介します。
◯平日(月曜日〜金曜日)
- 昼休み:30分
- 仕事終わり:20:00〜23:00(約3時間)
合計:約3.5時間
◯土曜日
- 8:00〜10:00 計画または環境設備
- 10:00〜12:00 施工
- 13:00〜17:00 法規
- 20:00〜23:00 構造
合計:約11時間
◯日曜日
- 講義後:20:00〜23:00(約3時間)
このように、週32時間前後を目安に勉強していました。
合格者の詳しい勉強スケジュールについては、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
勉強時間よりも大切なこと
ここまで勉強時間についてお伝えしましたが、実際に勉強して感じたのは、単純な勉強時間だけで合否が決まるわけではないということです。
実際に僕も、非効率的な勉強をしてしまっていたせいで、勉強時間を増やしても模擬試験の点数が伸び悩んだ時期もありました。
勉強していく上で大切なのは、次の3点です。
- 継続できること
- 正しい方法で勉強すること
- 勉強の方針を決めること
勉強を始めたばかりの頃は、何から始めればいいのか分からないという状態の人も多いと思います。
勉強開始時にやるべきことについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
最初から1000時間を目指す必要はない
「1000時間」と聞くと、かなり多く感じるかもしれません。
ですが、最初からこの勉強時間を意識する必要はありません。
まずは、「1日1時間でもいいので、勉強を始めること」
これが一番大切です。
最初から無理をして勉強時間を増やしてしまうと、必ず途中で失速し、モチベーションが低下してしまいます。
継続していく中で勉強を自分の生活の一部に組み込むことができれば、自然と勉強時間は増えていきます。
社会人でも合格は十分可能
一級建築士の学科試験は、確かに簡単な試験ではありません。
ですが、社会人から勉強を始めた場合でも十分に合格できます。
実際、総合資格学院でも、20代後半〜30代くらいの社会人の合格者は非常に多くいました。
重要なのは、「現実的な勉強時間を確保し、継続すること」。
これに尽きると思います。
社会人で勉強のモチベーションが上がらない方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ 目安は1000時間。でも一番大切なのは「継続」
一級建築士学科試験の勉強時間は、約800〜1200時間が目安です。
これはあくまで目安の時間のため、人によって必要な勉強時間は変わってきます。
建築の知識がまだ備わっていない方はこれよりも多くの時間が必要な場合があります。
ですが、勉強時間以上に重要なのは、「継続して勉強できる環境を作ること」だと感じました。
焦って無理なスケジュールを立てる必要はありません。
少しずつでも、確実に前に進めていくこと。
それが、合格への一番の近道だと思います。
勉強開始のタイミングは、1週間の勉強時間から逆算したらわかると思います。
もしいつから勉強すれば良いのかわからないという方がいましたら、こちらの記事が参考になります。ぜひご覧ください。







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