一級建築士学科の中でも、法規は「最後まで伸びない科目」と言われがちです。
模試では思うように点が取れず、「法令集を引いているのに間に合わない」「なぜか毎回点数が伸びない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
実は僕自身も、総合資格に通いながら法規だけが足を引っ張り、模試では30点満点中10〜15点をさまよう時期がありました。
しかし、勉強方法を切り替えたことで、2週間で模試の点数が10点以上伸び、最終的には本試験で27点という高得点を取れるようになりました。
この記事では、
- 法規が伸びない人に共通する致命的な原因
- 点数が急に伸び始めた法令集の作り方
- ラスト1ヶ月で逆転できた具体スケジュール
を、総合資格経験者の実体験ベースで詳しく解説します。
「法規はセンスじゃなく、やり方で決まる」
そう実感した勉強法をすべて公開するので、今まさに伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
伸びない人の特徴 法令集が綺麗すぎる
総合資格の模試で法規の点数が伸びない人には、ある共通点があります。それは 法令集が綺麗すぎること です。
実は僕自身も途中までこの状態でした。
最低限のインデックスの貼り付けとアンダーライン引きで満足していました。
模試では30点満点中10〜15点ほどしか取れず、「なぜこんなに法規が伸びないんだろう」と悩んでいました。
しかし結論から言うと、本試験の法規で高得点を取るには、「この問題はこのページを開けば良い」と瞬時に分かるレベルまで法令集を仕上げることが必須です。
そのためには、とにかく法令集を使い込むしかありません。
僕がこれまで見てきた中でも、点数が伸びない人の多くは、
- 条文を引くのに時間がかかりすぎる
- そもそも正しい条文にたどり着けない
この2つで時間切れや誤答になっています。
つまり、知識不足ではなく、「法令集を使いこなせていないこと」こそが最大の失点原因なのです。
急に伸びた勉強方法 法令集の使い方を根本から変えた
総合資格に通っている人の中で、法規の点数が高い人の法令集を見せてもらうと、ある共通点がありました。
それは、
- 許容範囲内の書き込みがびっしり入っている
- インデックスの数が非常に多い
ということです。それを見て、合法的なチートだと思いました。
それほどまでに、とてつもない量のインデックスが貼られていました。
さらに総合資格の講師から、「法規の本試験は過去問からの出題が非常に多い」と教わりました。
つまり、過去問を完璧に仕上げれば高得点が狙える科目だということです。
ただし法規は、一問を解くのに時間がかかり、理解が浅いと次に解くときにまた間違えやすい科目でもあります。
そこで僕は、勉強方法を根本から変えました。
僕が実際にやったことは次の3つだけです。
- 問題集のすべての選択肢に対応する条文へ線引き
- その条文すべてにインデックスを追加
- 何度も飛ばなければならない条文は「この用語=この条文」と事前に書き込み
こうして、問題と対応する条文を完全に紐づける作業を徹底しました。
これができれば、
- 条文を探す時間が大幅に短縮できる
- 同じ問題が出ても迷わず正解できる(自分が作った書き込みや線を辿るだけの単純作業)
と考えたからです。
◯結果:たった2週間で10点以上アップ
この方法を2週間続けただけで、次の模試では法規の点数が10点以上伸びました。
「法令集を作り込むほど点数が伸びる」という感覚を、このとき初めて実感しました。
暗記すべきものは暗記しておく 時間が最大の敵
「法規は法令集を引けるのだから、暗記する必要はない」
そう思う人も多いかもしれません。
この考え方をしてしまっている方は、今すぐその認識を捨てて下さい。
実際には、法規の暗記は非常に重要です。
法規の試験時間は90分、問題数は30問。
すべて4択問題なので、単純計算すると、
1問あたり約3分→1選択肢あたり約45秒
しか使えません。
もしすべての選択肢を法令集で引いていたら、一度でも時間がかかれば、その時点で試験は崩れます。
もちろん、計算問題は基本的に法令集で引くことはありませんし、毎回すべての選択肢を確認する必要もないため、45秒はあくまで目安となります。
それでも、思った以上に時間がシビアな試験だと気づいたのではないでしょうか。
逆に、暗記ができるだけで試験は一気に楽になります。
例えば、30問中たった2〜3問でも暗記で即答できれば、
- 時間に余裕が生まれる
- 焦りがなくなる
- ケアレスミスが減る
と、試験全体が一気に楽になります。
参考までに、優先して暗記すべき分野で特におすすめなのは、確認申請や内装制限の範囲となります。
このあたりは毎年のように出題されているのに加えて、暗記効果が大きい分野なので、できるだけ早めに覚えておくと武器になります。
暗記の重要性について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
https://rindo-blog.com/2026/02/16/法規が伸びない本当の理由%E3%80%80引く勉強をやめた人/
ラスト1ヶ月の具体スケジュール|やることは意外とシンプル
ここからは、資格学校に通っている方向けにラスト1ヶ月の勉強法を解説します。
まず前提として、ラスト1ヶ月に入るまでに、
- 問題集の全選択肢に対応する条文を引ける状態
- インデックス作り・書き込みをすべて完了
ここまで法令集を仕上げておくことが必須です。
ここまでできていれば、ラスト1ヶ月でやることは2つだけです。
模擬試験・ラストスパート課題を法令集に反映させる
ラスト1ヶ月は、模擬試験・ラストスパート課題で新しく出てきた条文もすべて法令集に追加し、どの問題にも即対応できる法令集を完成形に近づけていきます。
ひたすら演習 → 弱点を潰す
そのあとは、模擬試験やラストスパート課題を繰り返し解くだけです。
これらの教材は法規の出題範囲をすべて網羅しているため、非常に効率よく復習を行うことができます。
間違えた範囲や迷った条文には、
- マーカーを追加
- 赤線で強調
- 許容範囲内でメモを書き足す(→第◯条◯項 のようなイメージ)
など、自分が見てすぐ分かる形にしておきましょう。
ここまでできれば、本試験に向けた準備はほぼ完成と言えます。
このスケジュールが強い理由は主に3つです。
- 新しい教材に手を出さないため、途中で不安にならない
- 法令集を完成させながら実戦力を上げる
- 弱点を即つぶしながら他分野も学習できる
つまり、短期間で点数が伸びる王道パターンとなります。
まとめ|オリジナルの法令集が1番の味方
一級建築士法規が伸びない原因は、知識不足ではなく
法令集を使いこなせていないことにありました。
法令集が綺麗なままでは、
・条文を探すのに時間がかかる
・正しい条文にたどり着けない
この状態から抜け出せず、点数はいつまでも伸びません。
一方で、点数が伸び始めたきっかけはシンプルでした。
- 問題と条文をすべて紐づける
- インデックスと書き込みで即引ける状態を作る
- 暗記すべき部分は割り切って覚える
- ラスト1ヶ月は演習に集中する
これだけで、模試の点数は短期間で大きく変わりました。
法規は「センスの科目」ではありません。
正しいやり方で法令集を完成させた人から伸びる科目です。
もし今、
「どれだけ勉強しても点が伸びない」
「法令集を引くのが遅いと感じている」
のであれば、まずは今日から
“オリジナルの法令集を作ること”に全力を注いでみてください。
そこから法規は一気に変わります。
独学の方で法規の得点を伸ばしたい方は、「一級建築士学科を独学で突破する戦略」がおすすめです。ぜひご覧ください。



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