「一級建築士の勉強、何から始めたらいいのか全然わからない…」
そう感じている人は、かなり多いと思います。
- 教科書か問題集、どちらから始めていくべきか
- どの科目・どの分野から手をつければ良いか
初めのうちは全く分からないと思います。僕も最初はまったく同じでした。
ネットで調べれば情報はたくさん出てきますが、「どれを信じればいいのか」「そもそも何から手をつけるべきか」最初の一歩すら迷ってしまう――そんな状態です。
でも安心してください。
勉強のスタートでつまずく人のほとんどは、最初にやるべきことを知らないだけです。
一級建築士の学科試験は決して簡単ではありません。
ですが、試験の全体像を理解して、勉強の方針を決めるところから始めれば、焦ることなく着実に進められます。
これから勉強を始めようと思っている方・最初の一歩が踏み出せない方の参考になれば幸いです。
試験の概要を把握する
「一級建築士 学科試験」と聞いても、最初は正直、何から調べればいいのか分からないと思います。
- 科目はいくつあるのか
- 何点満点で、何点取れれば合格なのか
- そもそも、どれくらい大変な試験で、約何時間勉強すればよいのか
僕自身、勉強を始める前は「とにかく難しいらしい」という、ふわっとしたイメージしか持っていませんでした。
でも、最初にやるべきことはシンプルで、まずは試験の全体像を知ることです。
一級建築士の学科試験は、計画・環境設備・法規・構造・施工の5科目で構成されています。
このうち、法規と構造だけは配点が30点と高く、他の科目よりも明らかに重要なポジションになります。
こうした概要を事前に知っているだけで、
- どの科目が試験において鍵になるのか
- どこに時間をかけるべきか
といった、勉強の優先順位がなんとなく見えてきます。
さらに言うと、短期的な勉強では合格できない試験と、ちゃんと自覚できるのも大きなポイントです。
この認識がないまま大雑把に計画を立ててしまうと、
- 想像以上に範囲が広くて焦る
- 途中で計画が崩れる
- 気づいたら試験に間に合わない
という、よくある失敗にハマりやすくなります。
だからこそ、勉強を始める前にやってほしいのは、「まず知ること」。
試験の概要を把握しておくだけで、これから立てる勉強計画の精度は、確実に上がります。
遠回りに見えて、実はこれが合格への一番の近道です。
勉強方針を決める
試験の概要を把握できたら、次にやるべきなのは勉強の方針を決めることです。
ここで言う「方針」というのは、細かいテクニックではなく、
- 1日にどれくらいの時間を勉強時間として確保するのか
- その時間を本当に継続できるのか
といった、勉強の土台の部分です。
まずは一度、「一級建築士 学科 勉強時間」などで調べてみてください。
おそらく、かなり大きな数字が出てくると思います。
ただし、ここで注意してほしいのは、
ネットに書かれている勉強時間は、あくまで目安だということです。
- 建築の知識がどれくらいあるか
- 初受験か、2回目以降か
- どれだけ効率よく集中して勉強できるか
こうした条件によって、必要な時間は大きく変わります。
僕も当時は大学生だったため、専門用語を一つ一つ調べるところから始める必要があったため、平均よりも多くの時間勉強していました。
僕が合格した年にどれくらいの勉強量を確保していたのかは、こちらの記事からご覧いただけます。計画をまだ立てていない段階の人も参考になりますので、ぜひご覧ください。
次に、その勉強時間を前提として、1週間の生活をざっくり当てはめてみてください。
- 平日は何時間使えるか
- 休日はどれくらい確保できるか
実際に書き出してみると、
想像以上に勉強が生活の中心になることに気づくはずです。
そして、この算出した勉強時間を、毎週、計画通りに実行できるかどうか。
ここが、一級建築士の学科試験において、合格と不合格を分ける一番のポイントだと、僕は感じています。
最初は無理して多くの勉強時間を確保するのではなく、継続して勉強できるスケジュールを組むようにしましょう。
「勉強する」という行動に慣れてきたら、自ずと勉強時間は増やしていくことが出来ます。
独学か資格学校を使うか決める
前のフェーズで、大まかな勉強スケジュールは立てられたと思います。
次に決めるべきなのは、独学で進めるか、資格学校を使うかという点です。
ここを曖昧にしたまま進んでしまうと、
- 無駄な情報収集だけで時間が過ぎる
- 勉強方法が途中でブレて遠回りする
- 結局、どっちつかずになって挫折する
という状態に陥りやすくなります。
細かい話については、下の記事で詳しく書いているので、ここでは大枠の違いだけ押さえておきます。
独学のメリット・デメリット
独学の一番のメリットは、費用が安く済むことと自分のペースで勉強できることです。
時間帯や勉強量を自由に調整できる点は、人によっては大きな魅力だと思います。
一方で、デメリットもはっきりしています。
- 自分を厳しく管理できないと、勉強時間が短くなりがち
- 進捗を管理してくれる人がいないため継続できず、途中で失速しやすい
- 資格学校に比べて、問題演習量(アウトプット)が圧倒的に少ない
特に、インプットばかりになりやすい点は注意が必要です。
独学での勉強について、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
資格学校のメリット・デメリット
資格学校のメリットは、
「勉強の流れを学校側が管理してくれること」です。
- 進捗が明確
- 頭に定着しやすいカリキュラム
- 自動的に勉強量が増える環境
「今日はやる気が出ないな…」という日でも、最低限の勉強を確保することが出来ます。
一方で、デメリットとしては、
- 費用が高い
- 勉強に対する強制力が強すぎる場合がある
- 疲れている日でも勉強しなければならない
といった点があります。
自由度は低くなりますが、その分資格学校を信じて迷わず進めるというメリットがあります。
大切なのは「自分に合っているか」
独学と資格学校で、どちらが正解という話ではありません。
大切なのは、
- 自分で勉強を管理できるか
- 勉強時間を継続して確保できるか
- 強制力があった方が続くタイプか
こうした点を踏まえて、自分に合った方法を選ぶことです。
ちなみに、僕自身はこの判断の結果、資格学校(総合資格)を選びました。
その理由や、実際に通って感じたことについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
まとめ 最初にやるべきことは「決断すること」
一級建築士の学科試験に向けて最初にやるべきことは、いきなり問題を解き始めることではありません。
まず大切なのは、
- 試験の概要を把握する
- 必要な勉強量をイメージする
- 勉強の方針を決める
- 独学か資格学校かを選ぶ
といった、勉強を始めるうえでの土台づくりです。
この段階を曖昧にしたまま進んでしまうと、途中で計画が崩れたり勉強方法に迷ったりして、時間だけが過ぎていきます。
一級建築士の学科試験は、後から立て直すのが非常に難しい試験です。
だからこそ、最初の判断がとても重要になります。
完璧な計画を立てる必要はありません。
ただし、「このやり方でいく」と決めて、早めに動き出すこと。
それが、合格に近づくための一番の近道だと、僕は感じています。
1番大変と言われている「法規」の勉強方法に関する記事を載せておくので、ぜひ読んでみて下さい。







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