みなさん、こんにちは。一級建築士のりんどうです。
この記事では、僕が総合資格に通い、一級建築士の学科試験に一発合格するまで、どのような勉強をしてきたのかをお伝えします。
正直に言うと、最初の頃の自分は、書くのも恥ずかしいくらいダメな姿勢で取り組んでいました。
そんなダメダメなスタートも含めて、「こういう人でも変われるんだ」と思ってくれたら嬉しいです。
これからお話しする経験が、皆さんの参考になれば幸いです。
入校〜1ヶ月目 〜動機ゼロ・やる気ゼロの大学4年生〜
大学4年生のとき、「一級建築士ってなんかかっこいいな」
そんな中身のない動機で、資格学校に入校しました。
総合資格の教室は本格的で、受講生や講師たちの表情も真剣。
軽い気持ちで入校した大学生の私には、正直かなり居心地が悪い空間でした。
当時の自分の状態
当時の僕は、今振り返ると本当にひどい状態でした。
- 生活の中心:バイトとパチンコ
- 勉強習慣:ほぼゼロ(大学の単位を取るための勉強のみ)
- 危機感:親に借金しているのに皆無
講義中もこれっぽっちも集中することはなく、
「終わったら何の機種を打ちに行こうかな」
そんなことしか考えていませんでした。
講座料金と覚悟のズレ
総合資格の講座料金は、決して安いものではありませんでした。
親に借金して支払ったにも関わらず、覚悟はまるで伴っていませんでした。
総合資格に入行したから、勝手に合格まで連れて行ってくれると思っていました。
講師や総合資格の教務達から激励を受けてもなお、心に響くことはなく、
「まあ、なんとかなるでしょ」くらいの感覚でした。
最初の試験
入校から2〜3週間後、基本知識を問う試験がありました。
- 試験内容:基礎知識確認テスト
- 満点:70点
- 私の得点:25点
- クラス内順位:圧倒的最下位
「ここで躓く人は、合格は厳しい」
事前にそう言われていた試験で、この結果でした。
それでも変わらなかった自分
これはまずい。
さすがにそう思いました。
……思っただけで、
その日のテスト後も、私は気づいたらパチンコに向かって歩いていました。
今振り返って思うこと
今思えば、この1ヶ月は「一級建築士を舐めきっていた期間」でした。
本当にどうしようもない人間だったと思います。
ただ、ここで痛烈な最下位を取ったことが、後に自分を変えるきっかけになったのも事実です。
1ヶ月~3ヶ月目 〜最下位常連から抜け出すためにやったこと〜
学習システムと現実
総合資格では、毎週決まった学習サイクルがありました。
授業後に演習テスト、翌週に復習テストを行うという流れです。
どちらのテストも、予習・復習をきちんとやっていれば高得点や満点が取れる難易度でした。
――ただし、それは「やっていれば」の話で。
3ヶ月間の自分の立ち位置
僕の順位はというと、
- 演習テスト:ほぼ毎回最下位
- 復習テスト:最下位 or 最下位のひとつ上
- 周囲との差:埋まる気配なし
「やばいな」と思いながらも、何が原因かを深く考えていませんでした。
「まだ大学生だから、順位が悪くて当然だ。」
そんな風に、自分を正当化するのに必死でした。
原因はシンプルだった
原因:学習量の少なさと、間違った勉強法
当時の私は、机に向かう習慣がほぼありませんでした。
宿題を終わらせたら、勉強のことは完全に頭から消えていました。
今振り返って、最大の失敗は「机に向かう時間を、自分で作れなかったこと」だと思います。
今だから分かる、最初にやるべきだったこと
新しいことを生活の一部にするには、時間がかかります。
いきなり長時間勉強しようとしても、うまくいくはずがありません。
本当は、まず
- とりあえず机に向かう
- ペンを持つ
- 5分でもいいから教科書を読んでみる
この「行動そのもの」を生活に組み込むべきでした。
少しずつ変えた学習スタイル
そこから、徐々に机に向かう時間を増やしていき、学習スタイルを一つ決めました。
〈当時取り入れたルール〉
- 前週の演習テストは必ず完璧にするまで復習する
- 宿題の問題は「理解できるまで」潰す
- 全部やろうとしない
「まずは復習から完璧にしてみよう」と小さな目標を立てて取り組み始めました。
ちなみにこの頃の学習時間は、1週間で約18時間でした。
成果と、次の壁
この学習スタイルを取り入れてから、予習は出来なかったため変わりませんでしたが、復習テストでは徐々に良い順位が取れるようになりました。
ただ、ここで新たな問題が出てきました。
それは、「今までサボっていた分、復習に莫大な時間がかかる」ということです。
負の連鎖
予習をしていないため、その週の復習に時間を取られる
↓
予習の時間が確保できない
↓
授業が理解できない
↓
さらに次の週の復習に時間がかかる
この負の連鎖に、私はしばらくハマり続けることになります。
ちなみに、この負の連鎖は落ちる人の共通点の一つです。以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
3ヶ月〜6ヶ月目 〜生まれ変わった自分と、負の連鎖を断ち切った一週間〜
負の連鎖を断ち切るために考えたこと
どうすれば、この負の連鎖を断ち切れるのか。
その答えを、私は意外とシンプルに考えました。
「1週間だけ、本気でやってみよう」
予習も復習も、すべて完璧にする。
逃げ場を作らない1週間にしようと決意しました。
覚悟を決めた1週間
この週の勉強量は次のようになりました。
- 勉強時間:1週間で35時間
- 予習:講義分を事前に完了し、授業を受ける必要がないほど頭に叩き込む
- 復習:その日のうちに理解まで落とし込む
この週は正直、かなりきつかったですが、「この1週間だけ」と決めていたので、迷いはありませんでした。
結果がすべてを変えた
この週は演習テスト・復習テストともに両方1位を取ることができました。
毎週やっているただの小テスト。
それでも、僕の中では「何かが明確に変わった瞬間」でした。
負の連鎖が切れた理由
その週の復習は、授業内容を完璧に理解していたため、驚くほど短時間で終わりました。
そして、その分の時間をすべて予習に回せるようになったのです。
この瞬間、
復習に時間がかかる→ 予習不足 → 理解不足 → 復習に時間がかかる
という負の連鎖を、完全に断ち切ることができました。
そこからの変化
それ以降は、高得点の軌道に乗りました。
• 演習・復習テスト:安定して高得点
• 順位:1位を連発
• 勉強の感覚:「苦しい」→「どんどん理解できて楽しい」
予習・復習に無駄な時間がかからなくなり、その分、今までサボっていた範囲にも手を伸ばせるようになりました。
ようやく、他の受講生に追いついた感覚がありました。
モチベーションの正体
1位を取れるようになったことは、そのままモチベーションにつながりました。
「やれば結果が出る」
それが分かったことで、勉強時間は自然と増えていきました。
今までの負の連鎖が、努力→結果→やる気の好循環へと変わっていきました。
合格判定テスト これまでのすべてを試される試験
2月(本試験まで残り5ヶ月)に今までに習ったすべての範囲を問われる合格判定テストがありました。
私は、この好循環を崩さず継続して勉強することが出来ていたため、その時点で履修範囲全部の復習を完璧に終えていました。
結果は次のようになりました。
• 得点:70点中69点
• クラス内順位:1位
• 全国順位:20位
最高の結果を出したまま、私は大学を卒業することが出来ました。
今まで「呆れ」だった講師や教務の視線が、「期待」に変わっていったことがとても嬉しかったのを覚えています。
6ヶ月目〜試験本番 〜社会人で伸び悩み、そして最後の追い込みへ〜
社会人になって一変した環境
4月から、社会人として働き始めました。
学校では講義の約8割が終了し、本番さながらの模擬試験が増えていく時期です。
それまで順調だったはずの私は、ここで再び大きな壁にぶつかりました。
模擬試験で伸び悩んだ現実
4月〜6月にかけて、模擬試験は合計3回ありました。
• 模試回数:3回
• 合格ボーダー:90点
• 結果:一度もボーダーに届かず
この時期は、過去すべての範囲を定着させる必要がある時期です。
しかし、仕事が始まったことで勉強時間は急激に減っていました。
点数が伸びなかった原因
点数が伸びなかった原因は、
シンプルに勉強の質が落ちていたことでした。
- 勉強時間が減った
- 習ったはずの範囲の問題を落とす
- 知識が「抜け落ちている」感覚
焦りはありましたが、当時はまだ正しい対処ができていませんでした。
これまでは大学生だったこともあり、勉強時間でゴリ押しすることが出来ていました。
時間さえかければ、多少やり方が非効率でもなんとかなっていました。
しかし、社会人になって勉強時間が確保できなくなったことで、今までのやり方が通用しなくなりました。
しかし、社会人受験者の中には限られた勉強時間で結果を出す人が大勢います。
そこで初めて、「自分はこれまで効率の悪い勉強をしていたんだ」と痛感しました。
朝勉強への切り替え、そして失敗
社会人になって1ヶ月、体力的にも精神的にも疲れてしまうようになりました。
夜は眠たくなってしまうため、朝の方が集中できると考え、朝勉強型に切り替えました。
しかし、私には合いませんでした。
朝は脳が完全に起きておらず、問題を解いても頭に残らない。
仕事のことを考え、集中できない。
効率の悪さを、はっきりと感じていました。
最後の1ヶ月で気づいたこと
そのまま、気づけば試験まで残り1ヶ月。
ここで僕はようやく、「自分は夜の方が圧倒的に頭に残る」と自分にあった勉強スタイルに気づきました。
そこから、勉強時間を夜に戻しました。
この他にも社会人になってから導き出した、効率的な勉強方法があります。それらは、こちらからご覧いただけます。
最後の追い込み
最後の追い込み期間は、健康を崩さない範囲で、睡眠時間を削り、
夜に集中して勉強する生活に切り替えました。
無理はしましたが、パフォーマンスは明らかに戻ってきました。
最終模試
• 最終模試配点:125点
• 得点:100点
• 判定:合格ライン到達
この結果を見て、「ようやく、ここまで戻ってきた」
そう感じました。
追い込みで点数が伸びた理由
追い込み期間で点数が伸びた理由は、新しいことをやったからではありません。
学生の頃から予習や復習をきちんと行なっていたため、それまでの授業内容が、しっかりと頭に残っていたことが大きかったと思います。
そのため、復習に時間をかける必要がなく、効率的に学習できていました。
試験当日
そして試験当日。
今までやってきたことに、不思議と不安はありませんでした。
「やることはやった」
そう思って、試験に臨み、一回で突破することができました。
学科試験に合格してから気づいたことがあります。
合格は適正な環境に身をおいてこそ達成できるものだったということです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください。
最後に 〜一発合格できた理由と、今勉強しているあなたへ〜
私が学科試験を一発で通過できた理由は、特別な才能があったからでも、ずば抜けて頭が良かったからでもありません。
「その時その時にやるべきことを、順序立てて徹底した」
ただ、それだけだったと思っています。
勉強を続けていく中で、「もう無理かもしれない」
そう感じる瞬間は、必ず訪れます。
私自身、最下位を取り続けた時期もあり、社会人になってからは点数が伸び悩んだ時期もありました。
それでも大事なのは、感情に流されることではなく、
- 今の自分には何が足りないのか
- どこでつまずいているのか
- 次にやるべきことは何か
これらを冷静に考えて、実行することです。
モチベーションは、自然に湧いてくるものではありません。
小さな成功体験を積み重ねて、自分で作っていくものだと思っています。
今、思うように点数が伸びていなくても、それはあなたにセンスがないからではありません。
正しい順序で、やるべきことをやれば、必ず結果はついてきます。
どうか、自分を信じて、今日やるべき一問、一時間を大切にしてください。
心から、応援しています。
最後に、僕が学科試験のために総合資格に通ってみて感じたメリット・デメリットを書いた記事を載せておきます。
ぜひみていって下さい。






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